『ブレインデッド』以来、久しぶりに血沸き肉踊り脳髄飛び散るプロペラ大虐殺が観れて、切株ファンとしては垂涎モノだが、レイジウィルスは唾液感染もしちゃうから、良い子のみんなは気をつけよう!
そう、キチガイ米軍の兵士達は他国でならなんでも来いのお構いなしだ。老若男女、誰彼構わず標的わかんねーなら「YOU!殺っちゃいな!」と『ロンドン・マシンガン&ナパーム&ポイズンガス・マサカー』の大公開。凄い。中東でもあんな感じなんだろねって揶揄だろうけど、空恐ろしい。
『28日後』では最後に少し、希望が垣間見れたけど、あれから『28週後...』一かけらの希望すらロンドンには存在しなくなっていた。あるのはひたすら絶望、絶望、絶望先生。優しさと感謝と後悔の気持ちが全て仇となるまさに世紀末…いや、見事なまでの終末で笑けてくる。
家族愛を主題にしながら、冒頭から即行ダンナのドン(ロバート・カーライル)は奥さん捨てて一人で逃亡。愛よりも命が大事…だが、そこで負い目を感じてしまう小心者ドンだから、結局その負い目が仇となる。しかし、ロバート・カーライルが出てるだけで英国人特有のけだるさ、ダメさがビンビン感じられて、それだけで終末感が増す。お前は絶対ろくな目に遭わんだろ、と断言出来る。ロバート・カーライル、偉大な役者だ。
ドンは奥さんを置いて逃げる。いや、むしろ奥さんを囮にして逃げたと言える。だが、誰がそれを非難出来る?あの絶望の中で、じゃあお前なら助けたか?否、無理だろう。「逃げるが勝ち」これは金言だと思う。でも、一度逃げたら、逃げ続けなければいけない。許しを請う事は厳禁だ。愛なんていらねえよ、終末。
ドンは逃げる刹那の奥さんの悲しみの眼がトラウマとなる。そして、愛する息子の持つ同じ眼に恐怖する。愛が恐怖になり、そして憎しみになる。レイジウィルスに犯されて、凄まじい憎しみに支配され、そこから逃れる為に今度は息子を執拗に追いかける。あの眼から解放されるには、あの眼を潰さなければ… そこに愛なんて介入する隙間は微塵も無い。恐ろしい。
たぶん、続編作るとして『28ヵ月後...』とかにしたとする。果たして地球上に何人の生き残りが居るのだろうか?まだ、ユーラシア大陸だけで被害は食い止められているだろうか?だとしたら、まだ日本は大丈夫だ。希望は全く無いが。。。
そうそう、プロペラ大虐殺を決行した黒人米軍役は『LOST』の中でのムカつくキャラワースト1を断トツで獲得するだろうマイケルことハロルド・ペリノー。あの島からまんまと抜け出したかと思ったら、ロンドンでトンデモない事しやがった。イカすぜマイケル!大っ嫌いだけどな!
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- 2008/04/09(水) 19:45:27|
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安心した。日本にもまだ映画をキチンと作れる人達が居た。浮かれ勘違いしたTV屋や下らない芸術家気取りが幅を利かせる邦画界にあって、こういう正しいエンタテインメント作品は大切にしなきゃいけない。
北村監督はこれが長編デビューらしいが、凄く分かった作りをしている。「アクションの為のアクション」でなく、「VFXの為のCG」でなく、全てが必然で自然で、なによりカッコイイ絵を見せる為に作られていた。レイアウトの取り方やカット割は、実写が出来そうで出来ないジャパニーズ・アニメーション様式美な構成だった。冒頭のチェーンソー男と美少女戦士の構図、長回しではなくカットを細かく刻みながらロングとアップを交互に入れていく感じ、アニメ好きなら堪らないだろう。
またVFXが素晴らしい。ギリギリの嘘っぽさの追求により、リアルな事よりカッコイイ事を優先させている。昨今のハリウッド流とはまた違う、これまた日本ならではの主張のさせ方だった。大げさと細部表現の取捨選択の上手さの勝利だと思う。
なにより、傑作小説のあの難しい世界観を見事に2時間で描ききっている事に驚く。チェーンソー男は結局なんだったんだ?と言われてるようだが、あれは美少女戦士絵里や陽介達の「不安・悲しみ・恐怖・怒り」のイメージの具現化、メタ的存在であって、それこそ生きている意味を考えるのと同じくらい漠然としたモノ、正体なんてないんだと思う。もしくは「目の前の現実を受け入れる為の試練」のようなモノか?
なんて、小難しい事をああだこうだ言うよりも、『戦え! 何を!? 人生を!』と大槻ケンヂの歌詞よろしく戦う美少女戦士萌え!チェーンソー男燃え!と楽しめば良いと思う。ヲタクのヲタクによるヲタクの為のファンタジーなんだから、それで良いと思う。
俺も、関めぐみ萌え!だ。
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- 2008/04/09(水) 19:25:46|
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俺は民明書房を完全再現して、しかもナレーションを千葉繁にした時点で、もうそれだけで嬉しかった。馬鹿なプロデューサーから「なにそれ?」と言われても断固として譲らなかった男魂、しかと感じた。
あの原作キャラを完全再現するのが不可能なのは重々承知。厳しいな、と思えるキャラも居たし表現しきれてない部分はそこ彼処にあった。カメラワークも下手糞だし、カット割りの拙さやアクションシーンの冗長さ、あまりにも肉弾戦に拘りすぎた事も裏目に出てた。
でも、愛に溢れていた。
坂口拓が、大好きな『魁!男塾』をオカズにスクリーンで盛大なオナニー見せただけ。もうそれ以上でもそれ以下でもなく、見苦しいと思ってしまう人も居るだろうが、俺はどんなストリップ女優より華麗に舞い踊ってたと思う。帰りに歌舞伎町ののぞき部屋に立ち寄りたくなった。ああ、マドンナ。そんな坂口の男気に拍手。
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- 2008/04/08(火) 19:23:16|
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「がっかりイリュージョン」
もう、これが言いたいが為に行ってきた。そして、出てきて一言「がっかりだ……」
要は良かった。ジャガーさん以外の何者でもなく、彼の役者としてのポテンシャルの高さを実感した。ジュライの3人もはまってた。ポギーのダメオーラが素晴らしかった。なのに、なのに、だ。
監督以下スタッフの連中に原作愛が全く感じられない。所詮は深夜番組の構成作家と演出家でしかなく、そのノリから全く抜け出せてない。これが、それこそテレ東の深夜15分枠のドラマだったら、これでも許せた。だが、これは映画なんだよ。まあ、最初からジャガーさんを映画化する事自体が間違ってるんだけど、でも映画なんだから、もう少し構成やキャラ描写考えたら?
前半は、それでも原作からの流用シーンが多く笑える箇所もあった。だが、それは原作のおかげ。後半、グリとグラ(誰だよ)が出てくる辺りからオリジナル要素が増え、それによって全然笑えなくなる。
無駄な暴力描写も意味不明だ。グリとグラとかホント要らないし、ジャガーさんのギャグとしての暴力の表現を履き違えている。一例出すと、ジャガーさん達が他の客に笛を馬鹿にされ、怒ったジャガーさんがその客をバットで叩くシーンがある。だが、そこは縦笛で延々叩かなきゃ。なんでバットにする意味がある?縦笛馬鹿にされて、縦笛を大切に思ってるのに、でもその縦笛で結局殴る。この矛盾した行為がジャガーさんなんじゃん。なにも解ってない。原作でも血反吐は吐くが、ギャグ記号としての血であって、それを馬鹿正直にリアル表現されても笑えないんだよ。
とにかく愛が足りない。お笑いセンスもない。
最たる例が、ラストシーンでピヨ彦が笛吹いちゃってるトコ。お前、ピヨ彦が笛吹く訳ねーじゃんよ。原作読んでないのにも程があるだろ?いくらジャガーさんに心許しても、その境界線を越えたらピヨ彦のアイデンティティ否定しちゃうだろ。ピヨ彦は絶対に笛は吹かない。後、ピヨ彦役の子力み過ぎ。そんな濃いピヨ彦要らない。小木はハマーじゃない。小木でしかない。ハミちゃんはあんな大きくない。
ドラッグにも絶対に手を出しちゃダメ。もちろん戦争にも反対だ。
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- 2008/04/08(火) 19:18:05|
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わが心のボルチモア!とバリー・レヴィンソンじゃないけど叫びたくなる素晴らしい出来。俺もテキサスの次にボルチモアがアメリカでは好きな場所です。
始まってすぐの「グッド・モーニング・ボルチモア」で、まず感動。そしてニッキー・ブロンスキーはトレイシーを演じる為にこの世に生まれたのだと確信。それくらいパーフェクトに彼女はトレイシーだった。若干18歳、これがデビュー作の彼女は以前「コールド・ストーン・クリーマリー」で働いていたらしい。さぞかし素晴らしい歌声で日々「コールド・ストーン」でも評判だっただろう。あそこは注文すると店員が歌ってくれるからね。当時買いに来てた人たちは、「あのおデブちゃんが映画出てる!」と劇中のトレイシーが『コニー・コリンズ・ショー』に抜擢された時と同じような驚きに包まれている事だろうな。想像すると微笑ましくなる。
トレイシーが恋するイケてるアイドルダンサーのリンク役は、俺が大好きな『ハイスクール・ミュージカル』のザック・エフロン。彼は今後はこれまた俺が大好きな『フットルース』のリメイクでも主役を演じるらしい。まあ、でもそれもうなずけるほど彼はミュージカルの浮ついた感じがよく似合う(褒めている)と思う。適度なバタ臭さが最高にカッコイイ。『フットルース』も楽しみだ。
ジョン・トラボルタがディヴァインの演じていた母親役を怪演し、『グリース』以来久しぶりにミュージカルに戻ってきた事も嬉しいし、ジョン・ウォーターズが冒頭で露出狂の変態親父役でカメオしてるのも、のっけから笑わせてくれたし、ペニー役のアマンダ・バインズのロリポップ加減にはクラクラきた。と、書き出したら限がないほどに全ての役者がパーフェクト。
しかも、ほぼノンストップで歌い踊りまくって、普通にセリフしゃべってる場面は全体の何パーセントだろ?ここまで徹底してミュージカルしてる映画も珍しい。ずっとニヤニヤとリズム取りっぱなしで観てた。俺も一緒に踊りたい、なんてね。小さな事でクヨクヨしないで、歌って踊れば最高に楽しいよ!って人生で簡単に悩みがちな俺を元気付けてくれる最高の映画がまた一つ見つかった。
あ、
意地悪なアンバー役は是非アシュレイ・ティスデイルに演じて貰いたかったと思っちゃったが、それはいくらなんでも『ハイスクール・ミュージカル』の見すぎだな、と自重。
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- 2008/04/07(月) 00:46:20|
- ミュージカル
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