らぶぞんびメモ

映画の事とかゾンビの事とか。。。

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28週後...(評価:★★★★★)

「28日後...×28週後...」感染ダブルパック
ロバート・カーライル
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2008-06-06
定価 ¥ 4,990
おすすめ平均:
powerd by Amazon360

『ブレインデッド』以来、久しぶりに血沸き肉踊り脳髄飛び散るプロペラ大虐殺が観れて、切株ファンとしては垂涎モノだが、レイジウィルスは唾液感染もしちゃうから、良い子のみんなは気をつけよう!

そう、キチガイ米軍の兵士達は他国でならなんでも来いのお構いなしだ。老若男女、誰彼構わず標的わかんねーなら「YOU!殺っちゃいな!」と『ロンドン・マシンガン&ナパーム&ポイズンガス・マサカー』の大公開。凄い。中東でもあんな感じなんだろねって揶揄だろうけど、空恐ろしい。

『28日後』では最後に少し、希望が垣間見れたけど、あれから『28週後...』一かけらの希望すらロンドンには存在しなくなっていた。あるのはひたすら絶望、絶望、絶望先生。優しさと感謝と後悔の気持ちが全て仇となるまさに世紀末…いや、見事なまでの終末で笑けてくる。

家族愛を主題にしながら、冒頭から即行ダンナのドン(ロバート・カーライル)は奥さん捨てて一人で逃亡。愛よりも命が大事…だが、そこで負い目を感じてしまう小心者ドンだから、結局その負い目が仇となる。しかし、ロバート・カーライルが出てるだけで英国人特有のけだるさ、ダメさがビンビン感じられて、それだけで終末感が増す。お前は絶対ろくな目に遭わんだろ、と断言出来る。ロバート・カーライル、偉大な役者だ。

ドンは奥さんを置いて逃げる。いや、むしろ奥さんを囮にして逃げたと言える。だが、誰がそれを非難出来る?あの絶望の中で、じゃあお前なら助けたか?否、無理だろう。「逃げるが勝ち」これは金言だと思う。でも、一度逃げたら、逃げ続けなければいけない。許しを請う事は厳禁だ。愛なんていらねえよ、終末。

ドンは逃げる刹那の奥さんの悲しみの眼がトラウマとなる。そして、愛する息子の持つ同じ眼に恐怖する。愛が恐怖になり、そして憎しみになる。レイジウィルスに犯されて、凄まじい憎しみに支配され、そこから逃れる為に今度は息子を執拗に追いかける。あの眼から解放されるには、あの眼を潰さなければ… そこに愛なんて介入する隙間は微塵も無い。恐ろしい。

たぶん、続編作るとして『28ヵ月後...』とかにしたとする。果たして地球上に何人の生き残りが居るのだろうか?まだ、ユーラシア大陸だけで被害は食い止められているだろうか?だとしたら、まだ日本は大丈夫だ。希望は全く無いが。。。

そうそう、プロペラ大虐殺を決行した黒人米軍役は『LOST』の中でのムカつくキャラワースト1を断トツで獲得するだろうマイケルことハロルド・ペリノー。あの島からまんまと抜け出したかと思ったら、ロンドンでトンデモない事しやがった。イカすぜマイケル!大っ嫌いだけどな!
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テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

  1. 2008/04/09(水) 19:45:27|
  2. ホラー
  3. | コメント:5

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(評価:★★★★☆)

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ コンプリートエディション
市原隼人
NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
2008-06-13
定価 ¥ 6,090
powerd by Amazon360

安心した。日本にもまだ映画をキチンと作れる人達が居た。浮かれ勘違いしたTV屋や下らない芸術家気取りが幅を利かせる邦画界にあって、こういう正しいエンタテインメント作品は大切にしなきゃいけない。

北村監督はこれが長編デビューらしいが、凄く分かった作りをしている。「アクションの為のアクション」でなく、「VFXの為のCG」でなく、全てが必然で自然で、なによりカッコイイ絵を見せる為に作られていた。レイアウトの取り方やカット割は、実写が出来そうで出来ないジャパニーズ・アニメーション様式美な構成だった。冒頭のチェーンソー男と美少女戦士の構図、長回しではなくカットを細かく刻みながらロングとアップを交互に入れていく感じ、アニメ好きなら堪らないだろう。

またVFXが素晴らしい。ギリギリの嘘っぽさの追求により、リアルな事よりカッコイイ事を優先させている。昨今のハリウッド流とはまた違う、これまた日本ならではの主張のさせ方だった。大げさと細部表現の取捨選択の上手さの勝利だと思う。

なにより、傑作小説のあの難しい世界観を見事に2時間で描ききっている事に驚く。チェーンソー男は結局なんだったんだ?と言われてるようだが、あれは美少女戦士絵里や陽介達の「不安・悲しみ・恐怖・怒り」のイメージの具現化、メタ的存在であって、それこそ生きている意味を考えるのと同じくらい漠然としたモノ、正体なんてないんだと思う。もしくは「目の前の現実を受け入れる為の試練」のようなモノか?

なんて、小難しい事をああだこうだ言うよりも、『戦え! 何を!? 人生を!』と大槻ケンヂの歌詞よろしく戦う美少女戦士萌え!チェーンソー男燃え!と楽しめば良いと思う。ヲタクのヲタクによるヲタクの為のファンタジーなんだから、それで良いと思う。

俺も、関めぐみ萌え!だ。

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

  1. 2008/04/09(水) 19:25:46|
  2. アクション
  3. | コメント:2

魁!!男塾(評価:★★★☆☆)

魁!!男塾 スタンダード・エディション
坂口拓
VAP,INC(VAP)(D)
2008-05-14
定価 ¥ 5,040
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俺は民明書房を完全再現して、しかもナレーションを千葉繁にした時点で、もうそれだけで嬉しかった。馬鹿なプロデューサーから「なにそれ?」と言われても断固として譲らなかった男魂、しかと感じた。

あの原作キャラを完全再現するのが不可能なのは重々承知。厳しいな、と思えるキャラも居たし表現しきれてない部分はそこ彼処にあった。カメラワークも下手糞だし、カット割りの拙さやアクションシーンの冗長さ、あまりにも肉弾戦に拘りすぎた事も裏目に出てた。

でも、愛に溢れていた。

坂口拓が、大好きな『魁!男塾』をオカズにスクリーンで盛大なオナニー見せただけ。もうそれ以上でもそれ以下でもなく、見苦しいと思ってしまう人も居るだろうが、俺はどんなストリップ女優より華麗に舞い踊ってたと思う。帰りに歌舞伎町ののぞき部屋に立ち寄りたくなった。ああ、マドンナ。そんな坂口の男気に拍手。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2008/04/08(火) 19:23:16|
  2. アクション
  3. | コメント:3

ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE(評価:★☆☆☆☆)

ピューと吹く!ジャガー公式ファンブックふえ科自由研究~君とつ (ジャンプコミックス)
うすた 京介
集英社
2008-01-04
定価 ¥ 700
おすすめ平均:
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「がっかりイリュージョン」
もう、これが言いたいが為に行ってきた。そして、出てきて一言「がっかりだ……」

要は良かった。ジャガーさん以外の何者でもなく、彼の役者としてのポテンシャルの高さを実感した。ジュライの3人もはまってた。ポギーのダメオーラが素晴らしかった。なのに、なのに、だ。

監督以下スタッフの連中に原作愛が全く感じられない。所詮は深夜番組の構成作家と演出家でしかなく、そのノリから全く抜け出せてない。これが、それこそテレ東の深夜15分枠のドラマだったら、これでも許せた。だが、これは映画なんだよ。まあ、最初からジャガーさんを映画化する事自体が間違ってるんだけど、でも映画なんだから、もう少し構成やキャラ描写考えたら?

前半は、それでも原作からの流用シーンが多く笑える箇所もあった。だが、それは原作のおかげ。後半、グリとグラ(誰だよ)が出てくる辺りからオリジナル要素が増え、それによって全然笑えなくなる。

無駄な暴力描写も意味不明だ。グリとグラとかホント要らないし、ジャガーさんのギャグとしての暴力の表現を履き違えている。一例出すと、ジャガーさん達が他の客に笛を馬鹿にされ、怒ったジャガーさんがその客をバットで叩くシーンがある。だが、そこは縦笛で延々叩かなきゃ。なんでバットにする意味がある?縦笛馬鹿にされて、縦笛を大切に思ってるのに、でもその縦笛で結局殴る。この矛盾した行為がジャガーさんなんじゃん。なにも解ってない。原作でも血反吐は吐くが、ギャグ記号としての血であって、それを馬鹿正直にリアル表現されても笑えないんだよ。

とにかく愛が足りない。お笑いセンスもない。

最たる例が、ラストシーンでピヨ彦が笛吹いちゃってるトコ。お前、ピヨ彦が笛吹く訳ねーじゃんよ。原作読んでないのにも程があるだろ?いくらジャガーさんに心許しても、その境界線を越えたらピヨ彦のアイデンティティ否定しちゃうだろ。ピヨ彦は絶対に笛は吹かない。後、ピヨ彦役の子力み過ぎ。そんな濃いピヨ彦要らない。小木はハマーじゃない。小木でしかない。ハミちゃんはあんな大きくない。

ドラッグにも絶対に手を出しちゃダメ。もちろん戦争にも反対だ。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2008/04/08(火) 19:18:05|
  2. コメディ
  3. | コメント:4

ヘアスプレー(評価:★★★★★)

ヘアスプレー(2枚組) (Blu-ray Disc)
アマンダ・バインズ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2008-04-04
定価 ¥ 4,980
おすすめ平均:
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わが心のボルチモア!とバリー・レヴィンソンじゃないけど叫びたくなる素晴らしい出来。俺もテキサスの次にボルチモアがアメリカでは好きな場所です。

始まってすぐの「グッド・モーニング・ボルチモア」で、まず感動。そしてニッキー・ブロンスキーはトレイシーを演じる為にこの世に生まれたのだと確信。それくらいパーフェクトに彼女はトレイシーだった。若干18歳、これがデビュー作の彼女は以前「コールド・ストーン・クリーマリー」で働いていたらしい。さぞかし素晴らしい歌声で日々「コールド・ストーン」でも評判だっただろう。あそこは注文すると店員が歌ってくれるからね。当時買いに来てた人たちは、「あのおデブちゃんが映画出てる!」と劇中のトレイシーが『コニー・コリンズ・ショー』に抜擢された時と同じような驚きに包まれている事だろうな。想像すると微笑ましくなる。

トレイシーが恋するイケてるアイドルダンサーのリンク役は、俺が大好きな『ハイスクール・ミュージカル』のザック・エフロン。彼は今後はこれまた俺が大好きな『フットルース』のリメイクでも主役を演じるらしい。まあ、でもそれもうなずけるほど彼はミュージカルの浮ついた感じがよく似合う(褒めている)と思う。適度なバタ臭さが最高にカッコイイ。『フットルース』も楽しみだ。

ジョン・トラボルタがディヴァインの演じていた母親役を怪演し、『グリース』以来久しぶりにミュージカルに戻ってきた事も嬉しいし、ジョン・ウォーターズが冒頭で露出狂の変態親父役でカメオしてるのも、のっけから笑わせてくれたし、ペニー役のアマンダ・バインズのロリポップ加減にはクラクラきた。と、書き出したら限がないほどに全ての役者がパーフェクト。

しかも、ほぼノンストップで歌い踊りまくって、普通にセリフしゃべってる場面は全体の何パーセントだろ?ここまで徹底してミュージカルしてる映画も珍しい。ずっとニヤニヤとリズム取りっぱなしで観てた。俺も一緒に踊りたい、なんてね。小さな事でクヨクヨしないで、歌って踊れば最高に楽しいよ!って人生で簡単に悩みがちな俺を元気付けてくれる最高の映画がまた一つ見つかった。

あ、

意地悪なアンバー役は是非アシュレイ・ティスデイルに演じて貰いたかったと思っちゃったが、それはいくらなんでも『ハイスクール・ミュージカル』の見すぎだな、と自重。

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

  1. 2008/04/07(月) 00:46:20|
  2. ミュージカル
  3. | コメント:3

ヒルズ・ハブ・アイズ(評価:★★★★★)

ヒルズ・ハブ・アイズ
キャスリーン・クインラン
アミューズソフトエンタテインメント
2008-04-25
定価 ¥ 3,990
おすすめ平均:
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現代の東京では数少ないグラインドハウス劇場シアターNにて。

さて、まずシアターNさんにはありがとうと言いたい。本作は昨年アメリカで公開されて、絶賛の嵐だったのだが、何故か日本ではおかしな自主規制という名の糞フィルターがかかってしまい、お蔵入りの危機に瀕していた。待てども待てども公開の予定、更にはDVD化すらないのではないか…という異常事態だった。そんな中で立ち上がってくれたのがシアターNだった。ホントありがとう。

本作は30年前に公開された『サランドラ(邦題)』のリメイクだ。だが、昨今のリメイクによる改悪の波が広がる中で、これほど素晴らしいモノは珍しいと思う。PJの『キング・コング』の熱さに匹敵するくらいの感動モノだった。

もともと『サランドラ』だって、あの鬼才ウェス・クレイヴン監督作だけあって(そりゃ予算の都合とかでチープな感じは否めないけど)無茶な設定と強引な展開からラストの大カタルシスに至る所はもっと評価されて然るべきだと思ってる。公開当時に叩かれまくったのは、完全に配給会社の誇大広告の失敗が責任だ。純粋に映画だけ観たら面白いんだから。

30年経って、世の中のホラーに対する土壌が出来、あの頃の素晴らしい作品で育った若い才能が芽を出し始め、当時では考えられない予算でリメイクされた『ヒルズ・ハブ・アイズ』…これこそこの作品の真の完成形だったんだろう。「完全版」と銘打っても良いんじゃね?てぐらいの本当に、本当に素晴らしい完成度。

狂気と憎しみによって怪物と化した食人一家により捕食の憂き目に遭う普通の一家が、次々に家族を無残に殺され、食われていく中で憎しみに目覚め、狂気を纏って行き復讐の大バトルを展開する。結局人間なんて根本は同じ穴のムジナなんだっていう恐ろしさを実感させてくれる。そんなストーリーから登場人物の構成まで、ほぼオリジナル通りで進んでいくので、オチも分かってたのにラストシーンはちょっと泣きそうになった。

当時描ききれなかった食人一家の暮らしぶりの悲哀を終盤にキチンと描けた事がこの作品の成功の要因だろう。本当に全てが完璧に計算され尽くされていた。アレクサンドル・アジャは前作『ハイテンション』での消化不良感を見事に払拭し、ホラー映画に対するリスペクトに溢れた傑作を生み出したのだ。アジャにも「ありがとう」

主演のエミリー・デ・レイヴィンは大人気ドラマ『LOST』でもキュートで守ってあげたくなるクレア役を演じているので、どうしても彼女が泣き・わめき・陵辱される様は、クレアがやられてる気がしてしまうが、それがまた堪らなく甘美でエロスだ。

ビースト(犬)最強伝説がリメイクでも健在だったのも嬉しかった。たぶん妹であろうビューティー(犬)が無残に殺され、食べられてしまったのがビーストにも分かったんだろな、妹の敵討ちに燃えるビーストの凄まじい怒りが手に取るようにこちらにも伝わってきた。『サランドラ』でどうしても上手く表現できなかった「犬の怒り」までもしっかりと描けている本作は、どこまで褒めても際限がなくなりそうだ。

とにかく、全ての『ヒルズ・ハブ・アイズ』関係者に「ありがとう」

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  1. 2008/04/06(日) 00:43:11|
  2. ホラー
  3. | コメント:2

パンズ・ラビリンス(評価:★★★★★)

パンズ・ラビリンス DVD-BOX
イバナ・バケロ
アミューズソフトエンタテインメント
2008-03-26
定価 ¥ 6,090
おすすめ平均:
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テリー・ギリアム監督の『ローズ・イン・タイドランド』におけるジョデル・フェルランドのような奔放な恐ろしさとは違う、ギレルモならではの解釈による思春期の少女の危うさが生々しく、またスペイン内戦時の混乱がそれを一層引き立たせていた。外の世界が、現実がこんなに醜く恐ろしいからこそ、少女は深く深く幻想へと落ちていく。

ギリギリのエロス描写とギリギリのゴア描写が、じっとりと肌に纏わりつくように感じられ、たまらなく興奮するのは俺にも多少はロリコンの気がまだあるのか?と思わせられた。特に肌着一枚でしゃがみ泥だらけになり、ローブ一枚でバスタブに腰掛けるオフェリアの様は『ビリティス』のパティ・ダーバンヴィルを彷彿とさせるある種の美しささえ感じた。見えそうで見えない、チラリズムの極意だ。

そして観終わった後に思ったのは、『となりのトトロ』の暗部を際立たせたらこうなるのかな?と。毒こそ妙薬。暗い暗い闇を描いてこそ光が際立つってもんだ。それがどんなに小さくても。

ラストは賛否両論なの??あれは、あれこそが彼女のハッピーエンドなんじゃないのかなと俺は思う。

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

  1. 2008/04/05(土) 00:40:58|
  2. SF・ファンタジー
  3. | コメント:3

シッコ(評価:★★★★☆)

シッコ
マイケル・ムーア
ギャガ・コミュニケーションズ
2008-04-04
定価 ¥ 3,990
おすすめ平均:
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毎度お馴染み主観バリバリなマイケル・ムーア流ドキュメンタリー。

だが、今回は今までよりもグッと身近でタイムリーな医療保険制度について。だもんだから、自分が観たユナイテッド・シネマとしまえんでは(偶然かもしれんが)客の半数が年配の方々。中には6人ぐらいで連れ立って来てるグループもあって、昨今の日本の医療・福祉・年金問題の根深さと注目度に改めて考えさせられた。

しかし米国の医療制度の異常さは、ドラマ『ER』等を観てても多少感じる程度だったが、これを観て「どんだけだよ……」と呆れてしまった。米国人は自分達の価値観だけが絶対だという妄信はいい加減捨てた方が良いと思うし、世界の為にも是非そうしてほしい。

9.11の時にレスキュー活動した人たちが、様々な後遺症に悩まされているのに全くケアされず、仮想敵国だと信じて止まないお隣キューバに行って、その医療制度の素晴らしさに(嬉しいやら、情けないやらで)涙するシーンはなんとも切なかった。

ただ、絶賛していたカナダやイギリス、フランスの医療保険制度にしても一長一短ある訳で、一面だけ見て絶賛するとそれはそれで問題になる。日本だってそうだ。米国のそれよりはましだが、一歩間違うと同じように酷い事に成りかねない危険性を現在進行形で抱えている。恐ろしい。。

それにしてもマイケル・ムーアのブッシュ大嫌いぶりは毎回恐れ入る。『ボウリング・フォー・コロンバイン』『華氏911』そしてこの『シッコ』を続けて観たら、誰もが一変でブッシュ大嫌いになるだろう。もうちょっと客観性があれば、もっと説得力出るとは思うんだが、このスタンスだから面白いんだよなぁ。

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

  1. 2008/04/04(金) 00:25:48|
  2. ドキュメンタリー
  3. | コメント:3

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(評価:★★★☆☆)

SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ スペシャル・コレクターズ・エディション
伊勢谷友介
ジェネオン エンタテインメント
2008-02-06
定価 ¥ 7,140
おすすめ平均:
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職業監督としての三池監督作品を観ると、カックン来る事が多々あるが、今作は久しぶりに三池監督が純粋に監督としてやりたい事を詰め込めた意欲作だ。

だが、やはり詰め込み過ぎちゃった感は否めない。

三池監督の悪い所だが、取捨選択、例えばキャラクターの設定の掘り下げやシーン毎の尺の割り振り方とかが微妙にずれちゃう。それが味といえばそうなんだけど。

今回でいうとまず、冒頭のタランティーノが凄く良い味出しててイントロダクションとしては大正解なのに、そこに場違いな香取慎吾が居てしまってる。香取は誰が観てもミスキャスト。なんか無駄に力入ってるだけで空回り。ならば池乃めだかとか竹内力とかぐらいまで行っちゃって欲しかった。

本編でいうと保安官役の香川照之の無駄な二重人格。『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムみたいなキャラにしたかったんなら、そこの葛藤はもっと明確にしなきゃ分かんない。それと香川の演技がわざとらし過ぎて観てて萎える。大失敗。キャラごと無くして欲しいくらいだった。

弁慶(石橋貴明)が爆破に巻き込まれるシーンはワンテンポ爆破のタイミング遅いし、木村佳乃はエロくないし、ラストシーンももっと思い切ってバッサリと無くして、それこそタランティーノの『デス・プルーフ』くらいの潔さで「完」の文字とか出してサブちゃんの歌が流れたらカッコよかった。120分くらいの作品だけど、編集し直してサクッと90分強くらいに収めちゃった方がテンポ良いと思うが。

だけど、決して面白くなかった訳じゃなく、要所要所で笑わせてくれたり、義経役の伊勢谷友介が無駄に英語上手くて予想外にカッコ良くて存在感ありまくりで(その分、主役の伊藤英明が影薄いけど)驚いたり、美しい映像美とかガンアクションとか、褒めようと思えばいくらでも褒められる。だからこそ、勿体無いなと思っちゃう。もともと中身の無いグラインドハウス映画なんだから、思い切りカタルシスを感じさせて欲しかった。グロッと爽やかな感じに。

それでもエンディングに流れる重厚かつ壮大な北島三郎渾身の『ジャンゴ~さすらい~』は、それだけでお金取れる至極の名曲になっている。これを聴けただけで☆一つ増やしちゃいますわ。是非とも今年の紅白はこれを歌って欲しい。そしたら「あ~良い年だったな」と幸せに年が越せそうな気がします。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2008/04/03(木) 00:37:34|
  2. アクション
  3. | コメント:3

叫(評価:★★★★☆)

叫 プレミアム・エディション
役所広司
AVEX GROUP HOLDINGS.(ADI)(D)
2007-08-01
定価 ¥ 4,935
おすすめ平均:
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水と廃墟と私。
そんな歌でも歌いそうな葉月里緒奈が最高。

否定的な意見として、葉月幽霊が怖くないというのがあるが、冷静に考えてみよう。あんなのに付き纏われたら物凄い怖い。既存の幽霊の概念を破壊して「くっきりはっきり自分を表現し、聞く耳を持たない」そんで歩き、ドアを開け、飛んでいく。むちゃくちゃだ。理由もきっかけもトンデモな、最強のストーカーだと思う。

「出る場所、間違えてません?」

よく出来たコントのような間抜けなセリフを真面目な顔して言う役所広司、相変わらずブレない。でも、そりゃ言いたくなるよなぁ。

黒沢映画は極端なまで説明を省き、唐突に自己完結してしまう。そこがまあ好き嫌いの分かれる所だと思うが、まだ今作はそれでも頑張って説明をしてた方だと思う。全部を理解するなんて、どんな映画や小説だって無理なんだから、大枠で分かった上で後は受け手がそれぞれ補完したら良いんじゃないかな?

素敵なサムシングは自分の中にこそ存在するんだよ。確かめよう。見つけよう。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

  1. 2008/04/03(木) 00:21:32|
  2. ホラー
  3. | コメント:3

レミーのおいしいレストラン(評価:★★★★★)

レミーのおいしいレストラン (Blu-ray Disc)
ルー・ロマーノ. パットン・オズワルト. イアン・ホルム. ブライアン・デネヒー. ピーター・ソーン
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
2007-12-05
定価 ¥ 4,935
おすすめ平均:
powerd by Amazon360

PIXARがディズニー傘下になって第一弾作品は、いつもよりちょっぴりスパイスの効いた大人な香りの漂う極上のアニメーションだった。主人公にネズミ、しかもドブネズミを持ってくる所がまたニクい。

どこかのレビューで、THE BLUE HEARTSの『リンダリンダ』になぞってこの作品を語っていたが、正鵠を得ている。

ドブネズミは汚い。確かにそうかもしれないが、でもレミーは誰よりも優しく、暖かく、そして美しい。それは写真には写らない。触れてみて、語り合ってみて初めて分かる事だ。


「もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら、そんな時はどうか愛の意味を知って下さい」


レミーとリングイニ、リングイニとコレット、そしてなによりレミーとイーゴの関係は、『リンダリンダ』の歌詞のように繋がっていく。邦題は『レミーのおいしいレストラン』だが、原題は『ラタトゥイユ』という。これはレミーがイーゴの為に作った料理の名前であって、フランス人にとってのおふくろの味だ。暖かく優しい味の、まさにこの作品に相応しいタイトルだと思う。

じんわりと心の底からあったかくなれる至極の名作。

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

  1. 2008/04/02(水) 00:19:27|
  2. ディズニー
  3. | コメント:2

童貞。をプロデュース(評価:★★★★★)

セキ☆ララ
相川ひろみ
ビデオメーカー
2007-08-03
定価 ¥ 3,990
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なんつーか、俺、頑張んなきゃな、と思った。

童貞1号加賀君の作詞・作曲による『穴奴隷』は、片想いの彼女に捧げる詩としては最低のモノだ。最低だけど、童貞が故のもどかしくどうしようもない叫びは童貞だけじゃなく、いまだ「童貞をこじらせている」人間の心も抉ってくる。そして気恥ずかしくて笑ってしまう。本編中に特別出演してる銀杏BOYZの峯田和伸による路上弾語りライブでの『穴奴隷』は五臓六腑に沁みる。そしてAV監督カンパニー松尾さんの言葉は全国の童貞の心の扉を開いてくれる。

ただ、俺は加賀君とは共感出来ない所もあった。考え方のベクトルが違うんだろうな。たぶん、彼とは喧嘩になると思うw

そういった意味では童貞2号の梅澤君には、共感を超えて一種の尊敬の念すら覚えた。梅澤君は凄いと思う。好きなアイドルを想い、想い続けて自作自演の映画まで作ってしまうバイタリティ。凄いと思うと同時に羨ましくなる。もはや引退してしまって過去にしか存在していないアイドルが好きだから、手が届かない存在だからこそ真に純粋でいられる「好き」という感情は、在りし日の初恋の記憶をも想い出させトリップさせてくれた。想い出は裏切らない。

だからこそ、現実社会で昔振られた女の子との初めてのデートで空回りし、「こんなはずじゃ…こんなはずじゃ…」と追い込んで、車の中での重苦しい空気に耐え切れず運転したまま嘔吐してしまう梅澤君のダメさが愛おしい。そして、ラストの梅澤君のとびっきりの笑顔。その中にチラチラと垣間見られるちょっぴりの無念。なんかじんわり沁みてきた。

童貞ばんざい。

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

  1. 2008/04/01(火) 00:10:42|
  2. ドキュメンタリー
  3. | コメント:4

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