らぶぞんびメモ

映画の事とかゾンビの事とか。。。

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ヒルズ・ハブ・アイズ(評価:★★★★★)

ヒルズ・ハブ・アイズ
キャスリーン・クインラン
アミューズソフトエンタテインメント
2008-04-25
定価 ¥ 3,990
おすすめ平均:
powerd by Amazon360

現代の東京では数少ないグラインドハウス劇場シアターNにて。

さて、まずシアターNさんにはありがとうと言いたい。本作は昨年アメリカで公開されて、絶賛の嵐だったのだが、何故か日本ではおかしな自主規制という名の糞フィルターがかかってしまい、お蔵入りの危機に瀕していた。待てども待てども公開の予定、更にはDVD化すらないのではないか…という異常事態だった。そんな中で立ち上がってくれたのがシアターNだった。ホントありがとう。

本作は30年前に公開された『サランドラ(邦題)』のリメイクだ。だが、昨今のリメイクによる改悪の波が広がる中で、これほど素晴らしいモノは珍しいと思う。PJの『キング・コング』の熱さに匹敵するくらいの感動モノだった。

もともと『サランドラ』だって、あの鬼才ウェス・クレイヴン監督作だけあって(そりゃ予算の都合とかでチープな感じは否めないけど)無茶な設定と強引な展開からラストの大カタルシスに至る所はもっと評価されて然るべきだと思ってる。公開当時に叩かれまくったのは、完全に配給会社の誇大広告の失敗が責任だ。純粋に映画だけ観たら面白いんだから。

30年経って、世の中のホラーに対する土壌が出来、あの頃の素晴らしい作品で育った若い才能が芽を出し始め、当時では考えられない予算でリメイクされた『ヒルズ・ハブ・アイズ』…これこそこの作品の真の完成形だったんだろう。「完全版」と銘打っても良いんじゃね?てぐらいの本当に、本当に素晴らしい完成度。

狂気と憎しみによって怪物と化した食人一家により捕食の憂き目に遭う普通の一家が、次々に家族を無残に殺され、食われていく中で憎しみに目覚め、狂気を纏って行き復讐の大バトルを展開する。結局人間なんて根本は同じ穴のムジナなんだっていう恐ろしさを実感させてくれる。そんなストーリーから登場人物の構成まで、ほぼオリジナル通りで進んでいくので、オチも分かってたのにラストシーンはちょっと泣きそうになった。

当時描ききれなかった食人一家の暮らしぶりの悲哀を終盤にキチンと描けた事がこの作品の成功の要因だろう。本当に全てが完璧に計算され尽くされていた。アレクサンドル・アジャは前作『ハイテンション』での消化不良感を見事に払拭し、ホラー映画に対するリスペクトに溢れた傑作を生み出したのだ。アジャにも「ありがとう」

主演のエミリー・デ・レイヴィンは大人気ドラマ『LOST』でもキュートで守ってあげたくなるクレア役を演じているので、どうしても彼女が泣き・わめき・陵辱される様は、クレアがやられてる気がしてしまうが、それがまた堪らなく甘美でエロスだ。

ビースト(犬)最強伝説がリメイクでも健在だったのも嬉しかった。たぶん妹であろうビューティー(犬)が無残に殺され、食べられてしまったのがビーストにも分かったんだろな、妹の敵討ちに燃えるビーストの凄まじい怒りが手に取るようにこちらにも伝わってきた。『サランドラ』でどうしても上手く表現できなかった「犬の怒り」までもしっかりと描けている本作は、どこまで褒めても際限がなくなりそうだ。

とにかく、全ての『ヒルズ・ハブ・アイズ』関係者に「ありがとう」

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

  1. 2008/04/06(日) 00:43:11|
  2. ホラー
  3. | コメント:2

パンズ・ラビリンス(評価:★★★★★)

パンズ・ラビリンス DVD-BOX
イバナ・バケロ
アミューズソフトエンタテインメント
2008-03-26
定価 ¥ 6,090
おすすめ平均:
powerd by Amazon360

テリー・ギリアム監督の『ローズ・イン・タイドランド』におけるジョデル・フェルランドのような奔放な恐ろしさとは違う、ギレルモならではの解釈による思春期の少女の危うさが生々しく、またスペイン内戦時の混乱がそれを一層引き立たせていた。外の世界が、現実がこんなに醜く恐ろしいからこそ、少女は深く深く幻想へと落ちていく。

ギリギリのエロス描写とギリギリのゴア描写が、じっとりと肌に纏わりつくように感じられ、たまらなく興奮するのは俺にも多少はロリコンの気がまだあるのか?と思わせられた。特に肌着一枚でしゃがみ泥だらけになり、ローブ一枚でバスタブに腰掛けるオフェリアの様は『ビリティス』のパティ・ダーバンヴィルを彷彿とさせるある種の美しささえ感じた。見えそうで見えない、チラリズムの極意だ。

そして観終わった後に思ったのは、『となりのトトロ』の暗部を際立たせたらこうなるのかな?と。毒こそ妙薬。暗い暗い闇を描いてこそ光が際立つってもんだ。それがどんなに小さくても。

ラストは賛否両論なの??あれは、あれこそが彼女のハッピーエンドなんじゃないのかなと俺は思う。

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

  1. 2008/04/05(土) 00:40:58|
  2. SF・ファンタジー
  3. | コメント:3

シッコ(評価:★★★★☆)

シッコ
マイケル・ムーア
ギャガ・コミュニケーションズ
2008-04-04
定価 ¥ 3,990
おすすめ平均:
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毎度お馴染み主観バリバリなマイケル・ムーア流ドキュメンタリー。

だが、今回は今までよりもグッと身近でタイムリーな医療保険制度について。だもんだから、自分が観たユナイテッド・シネマとしまえんでは(偶然かもしれんが)客の半数が年配の方々。中には6人ぐらいで連れ立って来てるグループもあって、昨今の日本の医療・福祉・年金問題の根深さと注目度に改めて考えさせられた。

しかし米国の医療制度の異常さは、ドラマ『ER』等を観てても多少感じる程度だったが、これを観て「どんだけだよ……」と呆れてしまった。米国人は自分達の価値観だけが絶対だという妄信はいい加減捨てた方が良いと思うし、世界の為にも是非そうしてほしい。

9.11の時にレスキュー活動した人たちが、様々な後遺症に悩まされているのに全くケアされず、仮想敵国だと信じて止まないお隣キューバに行って、その医療制度の素晴らしさに(嬉しいやら、情けないやらで)涙するシーンはなんとも切なかった。

ただ、絶賛していたカナダやイギリス、フランスの医療保険制度にしても一長一短ある訳で、一面だけ見て絶賛するとそれはそれで問題になる。日本だってそうだ。米国のそれよりはましだが、一歩間違うと同じように酷い事に成りかねない危険性を現在進行形で抱えている。恐ろしい。。

それにしてもマイケル・ムーアのブッシュ大嫌いぶりは毎回恐れ入る。『ボウリング・フォー・コロンバイン』『華氏911』そしてこの『シッコ』を続けて観たら、誰もが一変でブッシュ大嫌いになるだろう。もうちょっと客観性があれば、もっと説得力出るとは思うんだが、このスタンスだから面白いんだよなぁ。

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

  1. 2008/04/04(金) 00:25:48|
  2. ドキュメンタリー
  3. | コメント:3

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(評価:★★★☆☆)

SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ スペシャル・コレクターズ・エディション
伊勢谷友介
ジェネオン エンタテインメント
2008-02-06
定価 ¥ 7,140
おすすめ平均:
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職業監督としての三池監督作品を観ると、カックン来る事が多々あるが、今作は久しぶりに三池監督が純粋に監督としてやりたい事を詰め込めた意欲作だ。

だが、やはり詰め込み過ぎちゃった感は否めない。

三池監督の悪い所だが、取捨選択、例えばキャラクターの設定の掘り下げやシーン毎の尺の割り振り方とかが微妙にずれちゃう。それが味といえばそうなんだけど。

今回でいうとまず、冒頭のタランティーノが凄く良い味出しててイントロダクションとしては大正解なのに、そこに場違いな香取慎吾が居てしまってる。香取は誰が観てもミスキャスト。なんか無駄に力入ってるだけで空回り。ならば池乃めだかとか竹内力とかぐらいまで行っちゃって欲しかった。

本編でいうと保安官役の香川照之の無駄な二重人格。『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムみたいなキャラにしたかったんなら、そこの葛藤はもっと明確にしなきゃ分かんない。それと香川の演技がわざとらし過ぎて観てて萎える。大失敗。キャラごと無くして欲しいくらいだった。

弁慶(石橋貴明)が爆破に巻き込まれるシーンはワンテンポ爆破のタイミング遅いし、木村佳乃はエロくないし、ラストシーンももっと思い切ってバッサリと無くして、それこそタランティーノの『デス・プルーフ』くらいの潔さで「完」の文字とか出してサブちゃんの歌が流れたらカッコよかった。120分くらいの作品だけど、編集し直してサクッと90分強くらいに収めちゃった方がテンポ良いと思うが。

だけど、決して面白くなかった訳じゃなく、要所要所で笑わせてくれたり、義経役の伊勢谷友介が無駄に英語上手くて予想外にカッコ良くて存在感ありまくりで(その分、主役の伊藤英明が影薄いけど)驚いたり、美しい映像美とかガンアクションとか、褒めようと思えばいくらでも褒められる。だからこそ、勿体無いなと思っちゃう。もともと中身の無いグラインドハウス映画なんだから、思い切りカタルシスを感じさせて欲しかった。グロッと爽やかな感じに。

それでもエンディングに流れる重厚かつ壮大な北島三郎渾身の『ジャンゴ~さすらい~』は、それだけでお金取れる至極の名曲になっている。これを聴けただけで☆一つ増やしちゃいますわ。是非とも今年の紅白はこれを歌って欲しい。そしたら「あ~良い年だったな」と幸せに年が越せそうな気がします。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2008/04/03(木) 00:37:34|
  2. アクション
  3. | コメント:3

叫(評価:★★★★☆)

叫 プレミアム・エディション
役所広司
AVEX GROUP HOLDINGS.(ADI)(D)
2007-08-01
定価 ¥ 4,935
おすすめ平均:
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水と廃墟と私。
そんな歌でも歌いそうな葉月里緒奈が最高。

否定的な意見として、葉月幽霊が怖くないというのがあるが、冷静に考えてみよう。あんなのに付き纏われたら物凄い怖い。既存の幽霊の概念を破壊して「くっきりはっきり自分を表現し、聞く耳を持たない」そんで歩き、ドアを開け、飛んでいく。むちゃくちゃだ。理由もきっかけもトンデモな、最強のストーカーだと思う。

「出る場所、間違えてません?」

よく出来たコントのような間抜けなセリフを真面目な顔して言う役所広司、相変わらずブレない。でも、そりゃ言いたくなるよなぁ。

黒沢映画は極端なまで説明を省き、唐突に自己完結してしまう。そこがまあ好き嫌いの分かれる所だと思うが、まだ今作はそれでも頑張って説明をしてた方だと思う。全部を理解するなんて、どんな映画や小説だって無理なんだから、大枠で分かった上で後は受け手がそれぞれ補完したら良いんじゃないかな?

素敵なサムシングは自分の中にこそ存在するんだよ。確かめよう。見つけよう。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

  1. 2008/04/03(木) 00:21:32|
  2. ホラー
  3. | コメント:3
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